読んだ本まとめ(2015年7月)

2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2469ページ
ナイス数:14ナイス

ナチュラル・ナビゲーション: 道具を使わずに旅をする方法ナチュラル・ナビゲーション: 道具を使わずに旅をする方法感想
こういう方向に頭を使いたい。身体のアンテナが鈍いのは機器や文明のせいではなく、自分が使い方を知らないからに他ならないのだろう。この明るい街では星こそ見えないが、風の匂いや方角、草木の生え方くらいはわかる。スマホから目を放って景色に目を向けることで多少はマシになるだろうか。
読了日:7月4日 著者:トリスタングーリー


幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)感想
社内プロジェクト名の由来を知るべく。 癖のない文体でグイグイ読ませる。熱さ滾る冒険譚かと思いきや半ばから現実がのしかかり…ソナーが壊れるところなんかは出来の悪いドラマのようだ。夢の泥濘に足を突っ込めるのは若い時だけ。なんにしても羨ましい限り。
読了日:7月5日 著者:高野秀行


きことわきことわ感想
文章が巧いのに芯がない、残る物がない、まあなにかを得たいわけでないからそれでもいい。流跡より幾分好きになれる要素があると思った。 時代性だと思うけど、なんだか味のないゼリーを食べている気分。
読了日:7月6日 著者:朝吹真理子

 


アイスランド 絶景と幸福の国へアイスランド 絶景と幸福の国へ感想
アイスランドの豊かな自然と地元の人との交流をつつらつらと書いたエセー。写真も多く読みやすい。滝すごい。 連載かなんかだったのかな?最後の幸福度のあたりの繰り返しに違和感あり。まとめ、それじゃなくても。隣の芝生は…ってやつなんですかね。
読了日:7月7日 著者:椎名誠


日本の居酒屋文化 赤提灯の魅力を探る (光文社新書)日本の居酒屋文化 赤提灯の魅力を探る (光文社新書)感想
こないだ当たりとは言い難い飲み屋に行ったから、染みた。飲食店はオリジナリティと場の空気、接客とコスパではかってしまう。自炊である程度のものがまかなえるという感覚があるからなおのことかもしれん。 序盤の考察から数度出てくる「サードプレイス」が気になる。本書の著者が解説してるらしいし、そのうち読みたい。
読了日:7月9日 著者:マイク・モラスキー


知的DIYの技術―木製玩具から山荘作りまで (新潮選書)知的DIYの技術―木製玩具から山荘作りまで (新潮選書)感想
DIYのエセー。電子工具がぐっと身近に。もっと木工したいなー。 著者は最終的に山荘をご自身で建てるのだけど、その経緯で出てくる土地売りの青年、そこだけまんがみたいな人物であった…本筋からずれるけど面白かった。
読了日:7月10日 著者:中野不二男


難解な本を読む技術 (光文社新書)難解な本を読む技術 (光文社新書)感想
読めた気になるのが、理解したことにしてしまうのが、どんなにもったいないことか。一冊の本と深く向き合うことがいかに素晴らしいことかを優しく説いていて、思わずはっとした。ここ数ヶ月は事情から本がなかなか読めていなかったこともあって、図書館でライトな本をしこたま借りて数読むことに熱狂していたけれど、この鬱憤に近い読書欲が落ち着いたら、積んだままのヴィトゲンシュタインに手をつけたい。
読了日:7月14日 著者:高田明典


完全覇道マニュアル―はじめてのマキャベリズム完全覇道マニュアル―はじめてのマキャベリズム感想
小中学生に読ませたらとっちらかりそうだから、YAコーナーに置くのやめてほしいw 個人的に君主論の「目的のためには手段を選ばない」って考え方は好きじゃないので、マキャベリの著書に手をだす気はないですが、そういう人たちの思考回路をなぞるのにベストだと思います。Gleeのスー先生好きな人とかいいんじゃないかね。
読了日:7月22日 著者:架神恭介,君主論太郎,辰巳一世


満腹になっても太らない! おいしい カサ増しレシピ満腹になっても太らない! おいしい カサ増しレシピ感想
かさ増し食材とおかずストックは参考になった。豆腐、ひじき、もやし、冷凍きのこは常備しようと思う。セロリきんぴらの使い方は目からうろこ、言われてみれば確かにそう使えるけど、引き出しになかった。なるほど。
読了日:7月30日 著者:井原裕子


HELLO WORLD 「デザイン」が私たちに必要な理由HELLO WORLD 「デザイン」が私たちに必要な理由感想
実例がかなり多い。かなりたくさんのものことを、関わる人物の人となりまで含めて書いてるから、そらー長くもならあな。読むあいだじゅうワクワクした。最後のソーシャルデザインのあたり、知らなかった話がたくさんあって、OLPCのくだりとかもっと掘り下げて読みたくなった。「形態は機能に従う」にとどまらないデザインの世界の入り口。
読了日:7月31日 著者:アリス・ローソーン

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