無職ですることのない今記録をつけないでいるとなにもしないまま過ぎゆく日々が勿体ないというよりはいつの日かまた忙しく過ごして疲弊した時に愛撫する対象がなくなるし精神衛生上好くない、ということで振り返って一日ずつつける(1)

ヴァイオリンレッスンに行く、ようやく左指に曲が馴染んできたように思えるが、右腕の拙さが著しく邪魔をするのが気に食わない

 

レッスン終わりに隣のコンビニエンスストアにてセール中のおでんを3点ばかり購入し公園で食べ終えて目黒区立八雲中央図書館へ足を運ぶ、蔵書の素晴らしさと清潔さ明るさに舌を巻く、居心地のよさも最高で黙々と2冊読了する、バイオリンに関する本と他に読みたかったデザイン関連書に金井美恵子のエセーを数冊手に取り一旦家路へ、フジッリレトルトカレーを絡めてそそっと食べてから本をまたしばらく読み、20時からは友人と渋谷の駅前カフェにて近況報告会、無職楽しんでねとのこと、謳歌し過ぎて離脱する気がさらさら起こらないほうが問題かもしれない

 

帰り道で馴染みのバーに顔を出す、一人客ばかりで並んで話しており数杯奢っていただくも億劫でなかなか話す気にならない、店じまいを手伝っていたらブリトーをいただきつつカウンターの向こうのお姉さん(本当に僕の姉だったらよかったのに)としばし恋愛談義、ドアをあける頃には外気温は恐らく一桁であったろう、晴れた夜空からまっすぐ落ちてくる寒さを手袋は遮ってくれたが無防備な足首が震え晒された首元がすくんで自転車がうまく漕げなかった