嘆きのピエタ

昨晩タイトルの通りキムギドク監督の最新作を映画館にて鑑賞してきたのだが途中からツボに入ってしまい笑いを堪えきれず何度か噴出した、金獅子賞に謝れって真面目に見ていた何人か苛立ったと思う、新宿武蔵野館で7/10 21時の回をご覧になった皆様本当に申し訳ございませんでした

 

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映像からきちんと読み解ける映画で、テレビドラマの延長みたいな意味わからん邦画に比べたら絵的にも筋的にも好みっちゃ好みだったのだけれど、例えば園子温愛のむきだし」のようなまっすぐゆえの滑稽さがあって、それが似たような顔の人たちに異国の言葉でやられるとシュールさが上回ってしまってダメだ、没入できなかった理由の半分は辛気臭い音楽で半分はテーマだ、親子愛とか金とか人生の終わりとかそんなものは腐るほど現実で嫌なものを観てきて今更メロドラマで心動かない、あと中途半端なアイラインがいけない

 

もうメタな視点ぬきに映画を楽しめないのかもという実感だけが残った、寂しい

 

 

以下ネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に出てきたあの人が突き落としていたらとてもいい映画だったと思った