2012-01-01 あと何回

実家の経済状況はよくないらしい。聞いている限りではかなり悲惨である。にも関わらず明るい調子の母のおかげで、色々なものが回っているなと思った。そんな時に景気付けできればいいのかもしれないが、美味しい梅酒とチーズ、ハーゲンダッツをごちそうするくらいしか出来ぬ己の懐が情けない。

 

夢を見たいからと父が買った宝くじが3枚きりというのも、悲しかった。

 

テレビのない我が家、年越しの瞬間はいつもよりあっけなく過ぎた。年越しの瞬間はみんなでおめでとうをした。

 

これはTwitterにも書いたのだけれど、同僚が連休の度に実家に帰ってて「えらいなあ」って言ったら、「いや、もうあと何日会えるか分からないから。もう3、40年でしょう。年に何回、何日帰るかって考えてみたら意外と少ないよ」って返されて、僕とか下手したらそれ100日もないんだろうなと思った。残された時間は意外と短い。

 

そんなことを考えてはいるものの、母の顔を見てるとなにも言えなくなるので、結局ずっと携帯とPCの間を行ったり来たりしていた。これじゃダメだダメだと蹲るばかり、いつも通り。

 

 

15時を回ってから、一番近くの寺と神社が一緒になったよくわからないところへ初詣に行った。4つだか5つだか祠があって、ひとつずつに賽銭を投げていたら全員の財布の小銭入れが空になった。神社の前で母と並んで写真を撮った(弟がシャッターを切った)。

 

 

年越しそばもちゃんと食べて、おせちはけして小さくないお重にみっちり詰めてもまだ余るほどの量を一品ずつ丁寧に作ってあって、兄弟揃って食っちゃ寝して、こんな正月、あと何年続くんだろう?